当院の脂質異常症の診療について

 脂質異常症で治療の対象となるのは、悪玉のLDL-コレステロールが高い場合と、中性脂肪が高い場合です。

 コレステロールや中性脂肪が高いだけでは症状が出ませんが、適正な値に保たなければ、大雑把に言うと血管の壁に悪玉コレステロールが蓄積して血管が詰まったり、そこから出来る血栓のせいで、心筋梗塞や脳梗塞が引き起こされますから、それを予防するために食事療法・運動療法・薬物療法のうち、必要なものを行うことになります。

 コレステロールや中性脂肪をどこまで下げたらよいのかは、日本動脈硬化学会が出した動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版に記されていますが、
「吹田スコア」で心筋梗塞や狭心症といった冠動脈疾患が10年以内に発症するリスクを推定し、
SuitaScore.pdf
これの確率から分類されるリスク群によって「脂質管理目標値」を定めています。
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 日本動脈硬化学会のサイトには、脂質異常症だけでなく他の動脈硬化による病気も掲載されていますし、
「冠動脈疾患発症予測ツール これりすくん」も紹介されていますので、
興味のある方はご覧ください。
The Japan Diet 食生活を見直しましょう【日本動脈硬化学会】 (j-athero.org)

また、武田薬品工業(株)様の患者様向けパンフレットを紹介します。
中性脂肪が高いと言われたら

食事療法や運動療法については、糖尿病だけでなく高血圧症・脂質異常症(高コレステロール血症など)にも共通です。武田薬品工業(株)様の物を列挙します。
自宅で出来る簡単エクササイズ
生活習慣病改善のための食事療法のポイント
美味しく健康レシピ集

 脂質異常症の診察では、薬の効果と副作用を見るためと続発性の脂質異常症のチェックのために、血液検査も行われます。特定健康診査もご活用ください。